目次

[1]負けて気づくことができた
[2]楽しみな逸材の成長に期待

 今年は夏の甲子園で初の8強入りを果たした兵庫の強豪・神戸国際大附。秋の兵庫大会では準々決勝で敗れ、来春のセンバツ出場は絶望的となったが、1、2年生には実力者が多く、来夏が非常に楽しみなチームである。来年に飛躍が期待できる選手を紹介していきたい。


負けて気づくことができた


 新チームにも夏の甲子園でエースナンバーを背負った最速144キロ左腕の楠本 晴紀(2年)や好守の遊撃手・山里 宝(2年)、勝負強い打撃が持ち味で主将に就任した松尾 優仁(2年)など、実績のある選手が多く残っていた。秋の大会も上位進出が期待されていたが、青木監督はそんなに簡単なものではないと感じていたという。

「新チームというのは難しいと思うんですよ。たくさん旧チームのメンバーが残っているから強いとか、残っていないから弱いとか、そういうのはあまり関係なくて、嚙み合わせだと思うんですよね」

 今年は県内のライバルよりも新チームの指導が約1ヶ月遅れ、緊急事態宣言の影響で練習試合もできず、例年よりも難しいスタートを強いられた。紅白戦などで実戦不足を補おうとしたが、不安を抱えたまま秋の兵庫大会に臨むことになった。

 県大会2回戦から登場した神戸国際大附は初戦で三田学園に8対2で勝利すると、3回戦でも須磨翔風を5対2で下した。しかし、近畿大会出場まであと2勝と迫った準々決勝で明石商に1対3で敗戦。3季連続の甲子園出場はほぼ絶望的となった。

「守備のミスなどが多くて、チャンスを作っても試合は打線が繋がらなくて、ミスで負けた」と敗因を語った松尾。だが、青木監督は敗戦も決してマイナスには捉えていない。

「勝ってる時というのはわかっているようで水漏れすることが多いんですけど、負けた時は僕たちも選手も反省ばかりじゃなく、気づくことが多いですね。実戦経験も少なくてやった子がたくさんいるので、これからが楽しみだと思います」

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