目次

[1]前評判通りの活躍を見せた海老根と福原
[2]国際舞台でも動じなかった仲宗根と田上

国際舞台でも動じなかった仲宗根と田上



松山市代表戦で好リリーフを見せた仲宗根大斗(安仁屋ヤングスピリッツ)

 投手陣では、まず初戦の松山市代表戦でチームの窮地を救う好リリーフを見せた仲宗根 大斗(安仁屋ヤングスピリッツ)の名前を挙げたい。最速133キロを記録したストレートには伸びがあり、松山市代表戦は緊急登板であったにも関わらず2回と3分の1を投げて、無安打無失点4奪三振を奪う好投。3日目のチャイニーズ・タイペイ戦でも1イニングを完璧に抑え、最も目立った投手だったのではないだろうか。

 また優勝の懸かったチャイニーズ・タイペイ戦で先発マウンドを託された田上遼平は、プレッシャーをもろともしない強靭なメンタルを発揮して見事スターターの役割を果たした。ジャイアンツカップの際もピンチの場面でも顔色一つ変えない姿が印象的で、田上自身も「ピンチの場面でのピッチングが持ち味」と自信を持っている。田上の役割が、日本代表に良い流れを呼び込んだと言っていい。



世代ナンバーワン左腕の呼び声もある西田稀士郎(佐賀フィールドナイン)

 一部の高校野球関係者の間で「世代ナンバーワン左腕」の呼び声もあった佐賀フィールドナインの西田 稀士郎は、球速が120キロ台中盤に止まるなど万全のコンディションとは言えない中での投球であった。観戦した佐賀フィールドナインの若林暁生監督によれば、今は身長がかなり伸びている時期で、急な体の成長からフォームのバランスを崩してるとのこと。本来はしなやかなフォームから、130キロ台中盤の伸びのあるストレートも投げ込める投手なので、まずは焦らずにしっかりと体を作って欲しい。

 その他にも、184センチ87キロの巨躯から力強いストレートを投げ込むマーガード真偉輝(宜野湾ポニーズ)や、130キロ前後の直球を四隅に突く制球力を持った尾崎悠斗(糸島ボーイズ)、今大会は不調もジャイアンツカップでは130キロ台後半のストレートを連発した前田尚哉(東練馬シニア)など、投手にも将来性豊かな素材が多く見られた。

 前回大会では、山村 崇嘉東海大相模)や度会 隆輝横浜)、仲三河 優太大阪桐蔭)などが出場しており、U-15チャレンジマッチはこれまで世代を代表するような選手を多く輩出してきた大会だ。今大会に出場した選手の中からも、高校野球界を盛り上げる選手が現れることを期待したい。

(記事=栗崎 祐太朗)

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