惜しくも優勝を逃した阪神。毎年、優勝争いを繰り広げているが、00年代後半、10年代と比較すると、生え抜きの選手のレベルが高くなったことが大きい。

<2018年>
1位:近本 光司(大阪ガス)
2位:小幡 竜平延岡学園
3位:木浪 聖也(Honda)
4位:齋藤友貴哉(Honda)
5位:川原 陸創成館
6位:湯浅 京己(富山GRNサンダーバーズ)
育成1位:片山 雄哉(福井ミラクルエレファンツ)

 1位の近本は2年連続で盗塁王、3年目の今年は初の二桁本塁打も達成。打率3割も達成。18年度の入団野手ではNO.1の貢献度を見せている。

 俊足堅守の小幡も昨季は54試合、今年は43試合と、高卒遊撃手としては順調に数字を重ねている。

 野球センス抜群の木浪はプロ1年目に113試合に出場。3年続けて85試合出場を続けているが、年々、安打数が落ちており、4年目以降に立て直せるかが木浪の今後の選手生活の影響しそうだ。

 齋藤は今季自己最多の19試合に登板。速球の威力はチーム内でもトップクラスのものがあり、徐々に発揮できるようになってきた。

 一軍登板を経験している湯浅や支配下登録となった片山のBCコンビもそれなりの活躍を見せている。

 とにかく近本の大ブレイクが大きい。1年目から外野手のレギュラーを守り続け、打撃成績を向上させる。即戦力が求められる社会人野手で、これほどの活躍を見せた選手は稀ではないだろうか。近本の存在があったからこそ、必要なピースとして和製大砲に果敢に向かっていけるのではないだろうか。

(文=河嶋 宗一