Bクラスに終わった福岡ソフトバンク。ただ2018年のドラフトは成果があったといえる。

<2018年>
1位:甲斐野 央(東洋大)
2位:杉山 一樹(三菱重工広島)
3位:野村 大樹早稲田実業
4位:板東 湧梧(JR東日本)
5位:水谷 瞬石見智翠館
6位:泉 圭輔(金沢星稜大)
7位:奥村 政稔(三菱日立パワーシステムズ)
育成1位:渡邉 陸神村学園
育成2位:岡本 直也(東農大 北海道オホーツク)
育成3位:重田 倫明(国士舘大)
育成4位:中村 宜聖西日本短大附

 1位の甲斐野は1年目に救援として65試合に登板し、新人投手の新記録となる13試合連続無失点を樹立するなど、勝利の方程式として日本一に貢献した。20年は右ひじの手術を受け、復帰した今季は22試合に登板。ルーキーイヤーのプレミア12でも救援投手として活躍した右腕の復活が待たれる。

 2位の杉山は今季15試合で2勝2敗、通算28試合と一歩ずつステップアップ。先発でも救援でも能力的に高いものを持っている投手で、大きな飛躍が期待される。

 3位の野村は通算9試合。能力は高い選手だが、まだブレイクするにいたっていない。
この選手が飛躍するかどうか、ソフトバンクの野手層を充実させる鍵になる。

 4位の板東はプロ2年目から一軍登板し、3年目の今季は44試合で防御率2点台。4位の投手としては一定の成功を収めている。

 5位の水谷は3年目にして、巨大戦力の福岡ソフトバンクの二軍レギュラーとして69試合出場で打率.276、4本塁打、29打点を残した。藤本新監督の下でどれだけアピールできるか。

 6位の泉は2年目に自己最多の40試合登板。さらに、今年も31試合登板し、投球回を上回る奪三振を記録しており、担当スカウト冥利に尽きる活躍だ。

 7位の奥村は通算17試合だが、投球回を上回る奪三振を記録している点は評価できる。

 育成選手では、一軍出場こそないが、渡邉陸は支配下登録選手となった。

 18年の福岡ソフトバンクは投手の指名が素晴らしく、1位から下位までほぼ一定のパフォーマンスを残しており、現在、福岡ソフトバンクの投手陣では欠かせない存在となった。かなり成果があったドラフトだったといえる。

(記事:河嶋 宗一