二軍では来シーズン以降の戦力を期待されている若手有望株、故障からの復帰を目指すリハビリ段階の主力、そしてベテランと様々な選手がしのぎを削っている。

 そのなかで今シーズンは誰が多くのチャンスを与えられてきたのだろうか。各球団の打席数上位5人を振り返ってみたい。

 一軍は25年ぶりとなるリーグ優勝を飾ったオリックスだが、二軍は優勝した阪神から32.5ゲーム差離れた最下位(全5チーム)に終わった。そのなかでもっとも多く打席を与えられたのが元 謙太外野手(371打席)だった。

 元は2020年ドラフト2位で指名を受け、中京からオリックスへと入団した。高卒1年目ながらチーム最多の打席を与えられていることからも大きな期待が見て取れる。しかし打率.138(334-46)は規定打席到達者の中で最下位に終わり苦しんだ。119三振もチームワーストだったが、チーム最多の4本塁打を放った。三振を恐れず積極的な打撃が目立った。

 元に次ぐ打席数だったのは、同じく高卒ルーキーの来田 涼斗外野手(336打席)だった。明石商からドラフト3位で入団した来田は、高卒1年目ながらリーグ3位の打率.255(321-82)と奮闘している。また一軍にも3度昇格。初出場となった7月13日の日本ハム戦では「7番・左翼」でスタメン出場し、初打席初安打初本塁打を含む3安打猛打賞を記録した。シーズンを通じては23試合の出場で打率.211(71-15)、2本塁打、8打点と爪痕を残している。

 元、来田に続く3位は2020年育成5位のルーキー、霞ヶ浦出身の佐野 如一外野手(290打席)だった。開幕直前に支配下登録され開幕一軍入りを果たしたものの、10試合の出場で打率.000(8-0)と結果を残せず4月11日に降格。その後は一軍に昇格できず二軍で過ごした。

 4位の白鷗大足利出身、大下 誠一郎内野手(239打席)と、5位の未来沖縄出身、宜保 翔内野手(234打席)は、ほぼ打席数が同じでいずれも一軍での出場機会を得た。大下は15試合、宜保は33試合に一軍で出場している。ともに一軍での打率は1割台と苦しんだが、大下は日本シリーズでも代打で起用されている。

 オリックスは一軍で高卒2年目の紅林 弘太郎内野手(駿河総合出身)や、高卒3年目の太田 椋内野手(天理出身)を積極的に起用していたが、同時に二軍でも高卒ルーキーに多くの打席を与えていた。試合に起用しながら若い選手の成長を促すことで戦力を整えていく。

<オリックス二軍・打席数上位5人>

元 謙太(371打席)
打率.138(334-46) 4本塁打 30打点

来田 涼斗(336打席)
打率.255(321-82) 2本塁打 26打点

佐野 如一(290打席)
打率.204(245-50) 3本塁打 20打点

大下 誠一郎(239打席)
打率.244(193-47) 2本塁打 15打点

宜保 翔(234打席)
打率.225(209-47) 0本塁打 14打点

(記事:勝田 聡)