各都道府県の秋季大会は佳境に入ってきており、上位進出に歓喜するチームもあれば、今シーズンの公式戦が終わり、来春以降に巻き返しを図ろうと志しているチームもいる。それはこの夏の甲子園に出場したチームも例外ではない。

 特に優勝校・智辯和歌山は2日の準決勝で、和歌山東の前に敗れた。自慢の打線は4得点を奪ったものの、投手陣が打ち込まれ勝利を掴むことが出来なかった。

 さらにベスト8に勝ち進んだ神戸国際大附は、兵庫県大会準々決勝・明石商との一戦を、1対3で落としている。旧チームの経験者である注目左腕・楠本 晴紀、パンチ力も兼ね備えた名手・山里 宝などが残っていたが、あと一歩近畿大会には届かなかった。春以降も厳しいマークにあうことが十分予想されるが、ライバルたちを倒して再び兵庫の高校野球を沸かせてくれることを期待したい。

 同じく甲子園でベスト8に入った石見智翠館も、県大会で敗れ去った。日大山形戦でサヨナラ打を放った1年生・今泉 秀悟などベスト8を知るメンバーを軸に、春先の巻き返しに注目したい。

 それ以外のチームで行くと、花田 侑樹らが主力だった広島新庄は、初戦で広島商に1対11と悔しいコールド負けを喫した。中心選手の入れ替わりで上手くいかない部分もあるだろうが、一冬超えて逞しい姿となった広島新庄が、再び上位進出となることを楽しみにしたい。

 帯広農専大松戸といった春夏連続で出場した2校も、すでに大会が終わっている。
 十勝支部予選で敗れた帯広農は、甲子園でも起用された干場 雄心らを中心に、再び春は支部予選からスタートとなる。厳しい冬を乗り越えて、強力打線を再び築き上げられるか。

 また千葉県大会から出場した専大松戸は、2回戦で敗退。キャッチャーの加藤 大悟や、大森 駿太朗など2季連続甲子園を経験しているメンバーが残りながらも、上位進出とはならなかった。

 初戦の京葉工戦の後、「例年であれば投手を中心に戦えますが、今年はまだ探している段階です」と持丸監督は話していたが、敗れた四街道戦では一挙6失点と守備から崩れる結果となった。これまで数多くの好投手を育ててきた持丸監督の手腕で、春先にはどんな姿に生まれ変わっているのか。楽しみにしたい。

 他には、横浜愛工大名電日大山形倉敷商など計19校が秋の大会を終えている。この19校が秋の敗戦を糧に、春先にはどれだけ成長して大会を勝ち上がっていくのか。2年連続の夏の甲子園へ、リベンジに燃える各校に注目したい。