高校野球ドットコム

林 平太郎

林 平太郎(都立城東)

都道府県:
高校:
学年:
3 年
ポジション:
投手
投打:
左/左
身長:
180 cm
体重:
82 kg
データ最終更新日:2019年10月31日

短評

試合レポートから抜粋
 この試合のヒーローは1失点完投勝利のエース・林 平太郎(1年)だ。錦城学園は夏の西東京王者の國學院久我山を破り、勢いに乗っている。林はそんな錦城学園の勢いを封じるようなピッチングだった。

 1年生で部員数の多い都立城東のエースとなり、ここまで都大会で無失点の快投をみせるとなると、思わず速球派なのかとイメージしたくなるが、アベレージは115キロ前後で、120キロに到達することはごくわずか。スピードだけ見れば、なぜ打たれないのかと思う。ただ詳しくピッチングの中身を見ると、少ない失点で抑えるのも理解できる。

 まずストライク先行できるコントロールがあること。そして平均的な投手と比べると遅いため、打者は積極的に打ちに行きやすい。それでも林はボール球を誘いながら打たせて取ることができる。さらにボールが高めに浮かない。それは意識的なものだけではなく、投球フォームの良さもある。入学から投球フォームの改良を重ねてきた林。同じ技巧派左腕の林 優樹近江)の足の挙げ方などを参考にするなど研究は怠らない。  タイプ的に言うと、本人は全く意識していないと思うが、体型的にも、右肩の開きが抑えられた縦振りの投球フォームは大竹 耕太郎(福岡ソフトバンク)に似た投手ではないだろうか。

 序盤はコントロールに苦しんだが、徐々に修正を測り、5回まで被安打5を打たれていたのに対し、5回以降は安打2本に抑え、完投勝利を挙げた。

 地元の葛飾区立大道中出身。ベンチ入りはまだ先になると思っていた。だが、エース候補の投手が故障となり、チャンスと思った林は練習試合では好投。
「練習試合から現在のような安定感でした」と内田監督に安定感あるピッチングが認められ、ベンチ入り。正捕手・松本 誇大郎からも「1年生ですけど、落ち着きがありますし、コントロールも優れて、ボールがほとんど低めに集まるので、長打が打たれることはほとんどないです」と信頼を寄せる。

 3試合を投げて防御率0.46と強豪校の投手たちにもひけをとらない好成績。林は「ここまでの成績はびっくりですけど、それでも強豪校相手に投げて勝っているので自信になっています」と自分のピッチングに手応えを感じている。そして技巧派左腕らしいコメントを残してくれた。

「今日は4番打者の狙いの裏をかくボールを投げることができました。うまく打たせて取ることができたり、相手打者が頭にないようなボールを投げられたときは気持ちいいです」

 それほどスピードはないのに、なぜかアウトになり、相手打者が思わず首を傾げたくなるようなピッチングを見せる林。今後も見逃せない投手だ。

情報提供・文:2019.10.27  河嶋 宗一
  • 2019 年 10 月

PHOTO GALLERY フォトギャラリー

写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます。

関連選手

関連記事

選手検索

名前
高校
都道府県
学年
ポジション
投打

RANKING 人気記事