市立和歌山が20得点の猛攻!



市立和歌山4番・寺田

 市立和歌山伊香の第1試合は、中盤の集中打で伊香が6対4で勝利したが、2試合は逆に市立和歌山が猛攻を見せつけた。

 初回、市立和歌山は4番・寺田 椋太朗のレフトへのタイムリーで2点先取すると、2回には打者13人の猛攻。一気に7得点を挙げて9対0と試合の主導権を握る形になった。

 初回にタイムリーを放った4番・寺田は思い切りの良さが光るバッター。足をあげた時に、くっと軸足にタメを作りながらヘッドをピッチャー方向に傾けながらトップに入る。そこから軸でくるっと回転してボールを飛ばしていく。身体はあまり大きくはないが、パンチ力を持ったバッターだ。

 大量リードをもらった市立和歌山の先発は奥地。セットポジションから始動して、右腕がはっきりと見えるような大きなテイクバックが印象的なサイドスローの投手。低めにボールを丁寧に集める投球で、4回に2点を失ったものの連打を許さない。味方のリードをきちんと守って、試合の流れを渡さない。

 市立和歌山はその後、4回にも3点を加えると、5回には1番・大池のタイムリーで13対2と点差を広げる。大池は1試合目でも1番に座っており、この日は全試合フル出場。オープンスタンスで構えてすり足でタイミングを測ると、最短距離でポイントまで上から叩く。そこから軸回転で飛ばしていく思い切りの良さが光った。

 その後、市立和歌山は奥地から、縦回転で角度を付けたボールが光る武田。そして左腕でしっかり壁を作りながら、着地と同時に左腕を巻き込むように使って横回転させる楠山の継投で伊香を封じ込める。

 打線は終盤に追加点を奪い、気が付くと20得点。1試合目の接戦と違い、2試合目は市立和歌山の打線が爆発する形で伊香を下した。

 2試合を戦って結果は1勝1敗。メンバーを代えながらの試合となったが、ともに課題も収穫も出てきただろう。2020年シーズンも残りわずかとなり、練習試合も残り少なくなってきた。限られた実践の場でどれだけ課題を明確して冬に入れるか。一冬超えてからの成長を楽しみにしたい。

(取材=田中 裕毅)

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