◆春からの成長を実感して

 強豪・智辯和歌山の前に思うような試合運びをすることが出来なかった。末光監督は、「接戦に持ち込みたかったですが、そつのない攻撃にキレのあるボールで自分たちの野球をできずに悔しいです」と攻守で力を発揮させてもらえなかったことに悔やんだ。

 それでも最終回は意地で1点を取り返した、「良い打撃よりも、これまでやってきたことを発揮しよう」と泥臭くても今までの成果を発揮しようと各自がベストを尽くしたことで、打線がつながった。

 今大会は3回戦でサヨナラ勝ちと競り合いをモノにしてきた。「県大会から自分たちから動けるようになったので、そこは成長したと思っています」と夏の2か月間でのチームとしての成長を感じていた。

 主将の山崎 凌夢は「春負けてから修正をしていけたのは、全員が思うところがありながら成長できたことが大きかったと思います」と、苦い経験をした春をバネにしたことで、今回の結果があったと感じているようだ。

 戦っていく中で成長しつづけたことが、石見智翠館のベスト8まで勝ち上がる原動力になったのではないだろうか。

◆石見智翠館の伝統に刻まれた夏

 現在の石見智翠館の校名に変更なり、最高成績のベスト8進出を果たした、歴史の1ページに刻まれることは間違いないだろう。ただ、大事なのはこれからだ。3年生たちが築き上げたものをどれだけ継続もしくは改良して、より強いチームにしていくかが求められる。

 3回戦でサヨナラ打を放った今泉 秀悟や4番の上は下級生として、甲子園を感じることも、全国の強豪の凄さを知ることが出来た。この経験が、石見智翠館の血となり肉となり、さらにチームとして一皮むけることを期待したいしたい。

(記事:編集部)