和歌山商が先行逃げ切り勝利



和歌山商先発の松尾英聖

 前半に得点を重ねた県立和歌山商が追いすがる日高を振り切った。

 県立和歌山商は2回表、二死一、二塁から8番・松尾英聖(2年)の右前適時打で1点を先制。続く3回表にも併殺崩れの間に追加点を挙げる。4回表には1番・宮本泰誠(2年)や3番・児玉悠弥(2年)の適時打などで4点を追加し、日高先発の新野裕馬(1年)を打ち崩した。

 前半で大量リードを奪われた日高だが、4回裏に二死一、二塁から1番・湯川史也(2年)の左前適時打でまずは1点を返す。すると5回からはその湯川がマウンドに上がり、テンポのいい投球で和歌山商打線を封じて、流れを呼び込む。6回裏にも相手の失策で1点を加えて反撃ムードが漂ったが、7回裏の無死一、三塁の好機を生かせず、反撃もここまで。9回表に1点を加えた県立和歌山商が逃げ切った。

 県立和歌山商の田中誠藏監督は「新野君が先発してくると思っていたが、よく攻略してくれた」と打撃陣の頑張りを評価。エースの松尾も2失点完投と粘りの投球を見せた。

 新チームでは選手17人と近年になく部員の少ない状態での戦いを強いられている県立和歌山商。紅白戦ができない状況で「工夫して練習しないといけない」(田中監督)と試行錯誤が続いているが、初の公式戦で二次予選進出という結果を残した。

 2年生が6人と少ないため、「若いチームでガタガタ」と指揮官は苦笑するが、「勝つことが薬になって、自信につながる」と選手たちの成長に期待していた。

(写真=馬場 遼)

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