プロ注目の強打者・渡邉を擁する高野山が初戦突破



3回裏に先制の適時二塁打を放った脊古一颯(高野山)

 プロ注目の強打者・渡邉 大和(3年)を擁する高野山が初戦を突破した。

 渡邉は4番三塁手で出場。第1打席は右飛に倒れるが、外角の変化球をフェンス手前まで運ぶパワーを見せつけた。

 1、2回は三者凡退に抑えられていた高野山だったが3回裏、先頭の7番・川野 夢輝(3年)が中前安打で出塁すると、犠打と四球で一死一、二塁のチャンスを作る。ここで1番・脊古 一颯(3年)が右中間に適時二塁打を放ち、1点を先制した。

 その後、二死満塁となり、4番の渡邉が打席に立つ。2ボール1ストライクから高めのストレートを振り抜くと、強烈な当たりの左前2点適時打となり、貴重な追加点を挙げた。

 その後はなかなか追加点を奪えなかったが、エースの天野 祐希(3年)が力投。「野手のみんながしっかり守ってくれたので、投げやすかったです」と走者を出しながらも打たせて取る投球で、要所を締めた。春季大会後に右肘を痛め、5月から6月にかけてノースローの時期があったが、この日は復活を印象づける好投。123球を投げ、4安打、3四球、4奪三振の内容で完封勝利を収めた。

 3回に適時打を放った渡邉は残りの2打席で四球を選び、この日は2打数1安打2打点の活躍。複数球団のNPBスカウトが視察に訪れる中で力を見せつけた。試合後には改めてプロ志望届を提出する意向を示し、「確率が少しでも上がるように結果を出して、(スカウトの)目に留まるようにしたい」と意気込んだ。

 伊藤周作監督は中央大監督時代に指導した阿部 慎之助(現巨人二軍監督)と比較して、「パンチ力は劣らない」と評価。高校通算23本塁打のパワーを持つ渡邉の活躍に今後も期待したい。

(文=馬場 遼)

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